中学生の皆さん、そして保護者の皆様、こんにちは。
プロ家庭教師として10年以上、数多くの生徒さんの成績アップを直接サポートしてきました。
定期テストが近づいてくると、家の中の空気が少しピリピリしてくることはありませんか。
「範囲表をもらったけれど、何から手をつければいいのか全くわからない」という声をよく聞きます。
「机には向かっているけれど、教科書をただ眺めているだけで時間が過ぎていく」というお悩みも多いです。
毎年、このような切実なご相談を、中学生の親御さんから本当にたくさんお聞きしてきました。
結論から言いますと、このような悩みや不安は、今日で完全に終わりにすることができます。
なぜなら、正しい手順を踏んで準備さえすれば、誰でも確実に定期テストの点数は上がるからです。
勉強の才能や、もともとの地頭の良さは、定期テストにおいては驚くほど関係がありません。
必要なのは、ただ一つ「勝つための戦略的なテスト計画」を作り上げることだけなのです。
この記事では、私が現場の指導で実際に使い、劇的な成果を上げている戦術を余すところなくお伝えします。
一般的な「綺麗事」の勉強法ではなく、泥臭くて極めて現実的なステップを順番に解説していきますね。
これまで指導してきた多くの生徒たちが、この方法で万年平均点以下から学年トップクラスへと駆け上がっていきました。
この記事を最後まで読んでいただければ、明日から、いや今日のこの瞬間から何をすべきかが明確になります。
「早く勉強を始めたい!」とウズウズするような状態になることを、プロとしてお約束します。
それでは、一緒に最強の準備を始めていきましょう。
失敗しないための第一歩!定期テスト2週間前からのテスト計画が最強な理由
テスト計画を立てる際、最も迷うのが「いつから勉強を始めるべきか」というスタート地点ですよね。
結論として、私はすべての生徒さんに「テストの14日前から本格的に始動すること」を強く推奨しています。
理由は大きく分けて3つありますが、どれも中学生の心理と科学に基づいた重要な根拠です。
集中力とモチベーションの限界を見極める
1つ目の理由は、中学生の集中力とモチベーションが持続する限界の期間が約2週間だからです。
例えば、1ヶ月前から意気込んでテスト勉強を始めても、途中で必ず中だるみしてしまいます。
人間は、あまりにも遠い目標に対しては、毎日の緊張感を保ち続けることができない生き物なのです。
逆に、1週間前からのスタートでは、学校の提出物を終わらせるだけで精一杯になってしまいます。
提出物をこなすだけで本番を迎えてしまっては、テスト勉強の本来の目的である「弱点の克服」まで手が回りません。
だからこそ、長すぎず短すぎない「14日間」という期間設定が、モチベーション維持の黄金比となるのです。
部活動のスケジュールと絶妙にマッチする黄金サイクル
2つ目の理由は、学校の部活動がテスト休みに入るタイミングと絶妙にマッチするからです。
多くの学校ではテストの1週間前から部活が休みになりますが、その時点から始めるのでは明らかに遅すぎます。
まだ部活がある最初の1週間を「基礎固めの期間」とし、少しずつ勉強のエンジンをかけていきます。
そして、部活が休みになる後半の1週間を「追い込み期間」として、一気に学習時間を増やすのです。
この前半と後半のメリハリをつけることが、学習効果を爆発的に高めるための絶対条件となります。
部活で疲れている期間と、時間がたっぷりある期間を計算に入れて動くことがプロの戦略です。
エビングハウスの忘却曲線を味方につける科学的根拠
3つ目の理由は、人間の記憶のメカニズムである「忘却曲線」にしっかりと対応できるからです。
人は、苦労して覚えたことでも、数日後にはその半分以上を忘れてしまう悲しい性質を持っています。
前日に徹夜で一気に詰め込んだ知識は、テストが終わった瞬間に頭の中から消え去ってしまいます。
しかし、2週間という期間があれば「覚える→忘れる→もう一度覚える」という最強の暗記サイクルを作れます。
このサイクルを最低でも3回は回すことができるのが、14日前という絶妙なタイミングなのです。
だからこそ、14日前からテスト計画を作成することが、成績急上昇の絶対条件となります。
今日がもしテストの14日前なら、あなたは最高のスタートラインに立っていると自信を持ってください。
プロ直伝!確実に点数が上がるテスト計画の作り方5ステップ

それでは、実際に紙とペンを用意して、具体的な手順を一緒に進めていきましょう。
頭の中だけで考えるのではなく、必ず手で書き出して視覚化することが成功の最大の秘訣です。
スマホのメモ帳でも構いませんが、できれば大きな紙やノートに書き出すことを強くおすすめします。
現状の把握と具体的な目標点数の設定
まずは、今回のテストでの目的地を明確に決めることからスタートします。
結論から言うと、5教科それぞれの目標点数を、かなり具体的に紙に書き出してください。
目標がないまま勉強を始めるのは、ゴールのないマラソンを全力疾走するのと同じくらい危険なことです。
「なるべく良い点を取る」「前回より頑張る」というような曖昧な目標は絶対にNGです。
前回の数学が50点だったなら「今回は計算問題を完璧にして65点を取る」といった現実的な数字を設定します。
点数が決まると、自分がどのレベルの問題を解けるようにならなければいけないかが見えてきますよね。
60点を目指すなら、教科書の基礎問題とワークの基本問題を完璧にすれば確実に達成できます。
難しい応用問題は思い切って捨てるという、非常に現実的な戦略も立てられるようになります。
的を絞るためにも、まずは5教科すべての目標点数を宣言することがすべての始まりとなります。
必要な教材とページ数の完全な洗い出し
次に、今回のテストを乗り切るためにやらなければならないタスクをすべてリストアップします。
学校のワーク、配られたプリント、教科書の読むべきページ数、ノートの範囲などを一つ残らず確認します。
「数学のワークP20〜P45」「英語のプリント5枚と単語帳のLesson3」というように細かく書き出しましょう。
ここで多くの子がやってしまう致命的な失敗が、提出物の全体量を見誤ることです。
テスト前日の夜中になってから「美術のプリントがまだ終わっていない!」とパニックになるのはよくある話ですよね。
そうならないために、主要5教科だけでなく、副教科の課題もすべてこの段階で洗い出します。
リストアップができたら、全体の総ページ数を電卓を使って正確に計算してみてください。
「全部で110ページやらなきゃいけないんだな」と全体像を把握することで、漠然とした不安がスッと消え去ります。
残り日数の逆算とタスクの細分化
洗い出したすべてのタスクを、実際の残り日数で割って1日あたりのノルマを決定します。
ここでの結論にして最大のコツは「テストの3日前にはすべての範囲を一度終わらせる計算にする」ことです。
つまり、14日前から始めるなら、最初の11日間で全タスクを割り振ってしまうのです。
残りの3日間は、間違えた問題の解き直しや、直前の暗記確認など、点数に直結する作業に専念するためです。
例えば、全教科のワークが合計110ページあると仮定して計算してみましょう。
これを11日間で割ると、1日あたり10ページ進めれば良いという明確な数字が弾き出されますよね。
数字が明確になれば「今日は何をしようかな」と迷う時間がゼロになり、机に向かってすぐに作業を始められます。
この時、得意な教科と苦手な教科をバランスよく1日のタスクに混ぜるのがモチベーション維持のポイントです。
苦手な数学ばかりの日は心が折れてしまうので、大好きな社会と一緒にやるなどの工夫をしてみましょう。
必ず設けるべき予備日の魔法の力
スケジュールを立てる時、誰もが「毎日完璧にこの通りこなせるはずだ」と錯覚してしまいます。
しかし、急に体調を崩したり、学校の行事で疲れ果てて寝てしまったりすることは必ず起こります。
だからこそ、1週間のうちに半日、あるいは1日は「何もしない予備日」をあらかじめ設定しておいてください。
計画が遅れてしまった場合は、この予備日を使って溜まった借金を綺麗に返済します。
もし計画通りに順調に進んでいれば、その時間はご褒美として好きなことをしてリフレッシュしても構いません。
この「逃げ道」を作っておくことが、途中でテスト計画を投げ出さないための最強の防波堤になります。
ギチギチに詰め込んだスケジュールは見た目は美しいですが、実行できなければただの紙切れになってしまいますからね。
毎日の生活リズムへの具体的な落とし込み
1日にやるべきタスクが決まったら、それを「いつ」やるかを明確に宣言します。
「今日は学校から帰ってから数学をやる」という曖昧な決め方では、ついついスマホを見て後回しにしてしまいます。
「夕食を食べる前の18時から19時の間で、数学のワークを4ページ終わらせる」と時間と行動をセットにします。
心理学ではこれを「if-thenプランニング」と呼び、習慣化の技術として非常に有効な方法だと証明されています。
お風呂に入る前の30分、朝起きて朝食を食べる前の15分など、毎日のルーティンに勉強をくっつけてみてください。
人間は「時間」と「場所」と「行動」がセットになると、歯磨きをするように無意識に体が動くようになります。
ここまで細かく決めることができれば、あなたの計画は実行する前から9割方成功したと言っても過言ではありません。
各教科の特性を活かしたテスト計画への組み込み方

5教科にはそれぞれ全く異なる特徴があり、勉強のやり方もテスト計画への入れ方も異なります。
なんとなく全教科を均等にやるのではなく、教科の性質を理解して戦略的に時間配分を行いましょう。
教科ごとの特性に合わせたスケジュールを組むことで、学習効率は劇的に跳ね上がります。
毎日コツコツが絶対条件となる科目
語学である英語と国語は、前日に一気に詰め込んでも全く点数にならないという厳しい特徴があります。
英単語や漢字、古文の単語などは、毎日少しずつでも必ず触れる時間を作る必要があります。
例えば「寝る前の10分間は絶対に英単語と漢字の暗記に使う」と固定して習慣化してしまうのがおすすめです。
文法や長文読解、現代文の読み取りなどは、休日のまとまった時間が取れる時にじっくりと取り組みます。
英語の教科書の本文の音読も、毎朝起きた直後のルーティンに組み込んでしまうと非常に強い武器になります。
言語は脳に触れた回数がそのまま定着率に直結するため、薄く広く毎日触れることを意識して計画に組み込みましょう。
反復とひらめきを分けて考える科目
数学のテストは「基礎的な計算問題」と「文章題などの応用問題」という2つの異なる要素で構成されています。
計算問題はスポーツの素振りと同じで、毎日手を動かして感覚を鈍らせないことが何より大切です。
そのため、1日1ページ、いや半ページでも良いので、テスト期間中は毎日計算問題に触れるように計画を立てましょう。
一方で、じっくり考えなければならない図形の証明や、複雑な連立方程式の文章題は扱いを変えます。
これらは脳が疲れていない時間帯にやらないと、全く頭に入ってこないからです。
休日の午前中など、一番頭がスッキリしている時間帯に「数学の難問と向き合う時間」をブロックで確保してください。
この「作業」と「思考」の使い分けを計画に落とし込むことが、数学攻略の最大の鍵となります。
理解から暗記へのシフトチェンジが必要な科目
理科と社会はただの暗記科目だと思われがちですが、実は本質的な理解が必要な部分も多くあります。
例えば理科の化学反応式や物理の計算、社会の歴史の時代背景などは「理解」が先になければ解けません。
これらの理解を伴う単元は、テスト計画の前半である14日前から7日前に集中的に終わらせてしまいます。
そしてテストの後半である7日前から直前は、ひたすら用語の「単純暗記」に時間を全振りします。
単純な暗記はテストに近ければ近いほど記憶に残りやすいので、理科の植物の名前や社会の地理の用語は後半に詰め込みます。
この「前半は理解、後半は暗記」という明確なメリハリをつけることが、理社で高得点を叩き出すための極意です。
実技教科で内申点を稼ぐための隠し玉
高校入試を見据えた場合、音楽、美術、保健体育、技術家庭科といった実技教科の点数は非常に重要です。
内申点において、これらの副教科は主要5教科と同等、あるいはそれ以上の比重を持つ都道府県も少なくありません。
しかし、多くの生徒は主要5教科の勉強に追われ、実技教科の対策を前日の夜まで放置してしまいます。
実技教科のテスト計画は、休日の午後の眠くなりやすい時間帯などに「気分転換」として組み込むのがプロの技です。
実技教科は出題範囲が狭いため、教科書やプリントの太字を覚えるだけで一気に高得点が狙えるオアシスのような存在です。
テストの10日前くらいから、1日15分だけでも実技教科のプリントを眺める時間を計画に入れておきましょう。
多くの人が陥る罠!テスト計画に関する大逆転エピソード
ここで、私が過去に実際に指導した生徒さんのリアルな事例を通して、とても大切なことをお伝えします。
この話を知っているかどうかで、明日からのテスト勉強の質が全く変わってきます。
ご自身の、あるいはお子様の普段の勉強スタイルと照らし合わせながら、じっくりと読んでみてください。
机に座っているだけの時間は無意味である
中学2年生のA君という、とても素直で真面目な男子生徒がいました。
彼の部屋には立派な学習机があり、引き出しには色とりどりのペンが綺麗に並べられていました。
テスト前には「19時から20時は英語、20時から21時は数学」という、親御さんも絶賛する素晴らしい計画表を作っていました。
時間になると自分の部屋に入り、しっかりと机に向かって勉強をしているように見えました。
しかし、テストの点数は5教科合計で250点前後と、費やしている時間の割に全く伸び悩んでいたのです。
私が家庭教師として入り、彼の実際の勉強の様子を後ろからじっくりと観察して、すぐに原因がわかりました。
彼は「机の前に1時間座っていること」そのものが、勉強の目的になってしまっていたのです。
教科書を開いてボーッとしていても、たまにノートに落書きをしていても、時計の針が1時間進めば満足していました。
「あー、今日も1時間英語を頑張ったぞ」と、中身が伴っていないのに達成感だけを感じていたのです。
これこそが、多くの真面目な生徒が陥る最大の罠「時間ベースの計画」の恐ろしさです。
机に座っているだけの時間は、厳しい言い方をすれば、勉強時間とは呼べません。
時計を隠してタスクに集中させた結果
私はA君と親御さんに話しをし、勉強部屋から時計を一時的に撤去するように指示しました。
そして、テスト計画の立て方を「時間ベース」から「タスクベース」に完全に切り替えさせました。
「19時から1時間英語をやる」という曖昧な計画を、全てゴミ箱に捨ててもらいました。
代わりに「英語のワークのP30からP32を、完璧に自力で解ける状態にする」という具体的な目標に変えたのです。
終わるまでは1時間半かかっても机から離れられませんし、逆に30分で完璧になれば残りの時間は自由に遊んで良いというルールにしました。
するとどうでしょう。A君の集中力は、その日からみるみるうちに研ぎ澄まされていきました。
「早く終わらせて大好きなゲームをしたい!」という強烈なモチベーションが働き、ダラダラする時間が一切なくなったのです。
さらに「完璧に解ける状態」を目指すため、わからない問題があれば自分から積極的に私に質問してくるようになりました。
ただ時間を過ごしていた少年が、自ら知識を掴みに行くアグレッシブな受験生へと変貌を遂げた瞬間でした。
結果として、その次のテストでA君は一気に150点アップの400点の大台を見事に突破しました。
テスト計画において最も大切なのは「何時間勉強したか」ではなく「今日、何ができるようになったか」なのです。
日めくりカレンダー!14日間の理想的な過ごし方シミュレーション

より具体的にイメージを持ってもらうために、14日間の理想的な過ごし方を時系列でシミュレーションしてみます。
このプログラミング通りに進められれば、間違いなく自己ベストを更新できますよ。
お手元のスケジュール帳やカレンダーと見比べながら、実際の行動を想像して確認してみてください。
全体像の把握と基礎の1周目(14日前〜11日前)
最初のこの期間は、すべての教科のワークの1周目をどんどん進めていく時期です。
わからない問題に長時間悩んで、ペンを止めてしまう必要は全くありません。
5分考えてわからなければすぐに解答を見て理解し、問題番号に目立つ色のペンで「チェックマーク」をつけて次へ進みます。
この期間の目的は「自分は何がわかっていて、何がわかっていないのか」を仕分けする作業だと思ってください。
また、学校の授業のノート整理や、バラバラになったプリントのファイリングなどもこの期間に終わらせておきます。
ここで提出物の全体像を完全に把握しておくことで、後半に訪れる焦りやパニックを完全に消し去ることができます。
弱点の克服と2周目の反復(10日前〜8日前)
ワークの1周目が無事に終わり、いよいよ実力を伸ばすための2周目に突入します。
ここでは、1周目で「チェックマーク」がついた問題、つまり間違えた問題やわからなかった問題だけを解き直します。
すでに丸がついている「できる問題」を何度解いても、あなたのテストの点数は1点も上がりません。
できないことができるようになる、その瞬間にだけ、成績というものは上がるようにできています。
この期間は自分の弱点と向き合うため少し苦しいですが、一番実力が伸びる黄金の時間帯だと思って食らいついてください。
ここで逃げずに立ち向かえるかどうかが、テストの点数を大きく左右する最大の分かれ道となります。
暗記科目の徹底と提出物の完成(7日前〜4日前)
いよいよテストの1週間前になり、学校の部活も休みに入って時間が大幅に増えます。
ここからは理科や社会の語句暗記、漢字や英単語の詰め込みを本格化させ、記憶を脳に定着させていきます。
赤シートを使ったり、自分で単語カードを作ったりして、徹底的に頭に叩き込む作業に集中します。
同時に、学校に提出しなければならないワークやプリント類をすべて完成させ、指定された形式に整えます。
終わった提出物は、忘れないようにすぐに通学用のカバンの中に入れておきましょう。
前日に提出物に追われて徹夜するような事態だけは、パフォーマンスが極端に落ちるため絶対に避けてください。
提出物がすべて終わっているという安心感は、本番の精神状態にとても良い影響を与えてくれます。
本番を想定したリハーサルと最終調整(3日前〜前日)
計画通りに順調に進んでいれば、この最後の3日間は完全に「自由な復習時間」になっているはずです。
過去問が手に入る環境であれば、本番と同じようにストップウォッチで時間を測って解いてみるのも良いでしょう。
白紙の紙を用意して、社会の歴史の年表や理科の化学反応式を、自力でどこまで書けるかテストしてみるのも非常に効果的です。
とにかく「本番と同じように、何も見ずにアウトプットできるか」を確認する実践的な作業に徹します。
そして迎えたテスト前日は、新しい難しい問題には一切手を出さず、不安な箇所の見直しだけをサッと行います。
不安だからと夜遅くまで起きているのではなく、いつもより早めに布団に入りましょう。
質の高い睡眠こそが、これまで詰め込んできた記憶を脳に定着させる最強の仕上げ作業なのです。
計画を途中で挫折させないためのおすすめ管理ツール
完璧なテスト計画を作ったはいいものの、それをどうやって日々管理するかも非常に重要なポイントです。
中学生に合ったおすすめのツールと、その具体的な使い方をご紹介します。
自分の性格に一番合っていると思うものを、一つだけ選んで試してみてください。
アナログの強みを活かす付箋とカレンダー
私が長年の指導の中で一番おすすめしているのが、アナログの付箋と大きな卓上カレンダーの組み合わせです。
やるべきタスク(例:数学ワークP10-12)をすべて、小さなサイズの付箋に1枚ずつ書き出します。
そして、それを卓上カレンダーのそれぞれの日のマス目に、ペタペタと貼っていくのです。
その日の勉強が無事に終わったら、その付箋をベリッと剥がしてゴミ箱に捨てるか、「達成ノート」に貼り直します。
この「物理的にタスクを剥がして捨てる」というアナログな行為が、中学生にとってはとてつもない快感になります。
「今日もこれだけクリアしたぞ!」という達成感が視覚的に得られるので、モチベーションの維持に最適です。
女子生徒に人気の専用ノート
最近は大型の文房具店などに行くと「スタディープランナー」という学習管理専用のノートが売られています。
1日のスケジュールをバーチカル(縦型)で管理できたり、勉強した時間を蛍光ペンで色塗りできたりする機能がついています。
特に中学生の女子生徒に絶大な人気があり、お気に入りのペンで可愛く計画を立てることでテンションが上がる子にはぴったりです。
勉強の記録が綺麗に残っていくので、テスト当日に見直すと「これだけやったんだ」という自信に繋がります。
ただし、計画表を綺麗に書くこと自体が目的になってしまい、肝心の勉強がおろそかにならないようにだけ注意が必要です。
デジタル機器と付き合う際の注意点
スマホやタブレットのスケジュールアプリや、学習管理アプリを使うのも現代的な一つの手です。
リマインダー機能を使えば「18時:数学の勉強開始」と画面に通知を出してくれるので、忘れっぽい子には便利ですよね。
しかし、中学生の場合はスマホの画面を見ると、ついSNSや動画アプリを開いてしまうという強烈なリスクが常に伴います。
もしデジタルで管理する場合は、親御さんのタブレットをリビングに置いて家族全員で共有するなどの工夫が必須です。
基本的には、通知などの誘惑が一切ないアナログ方式で管理することを、プロの立場からは強くおすすめします。
保護者の方へ!テスト計画を大成功に導く魔法のサポート術

最後に、この記事を読んでくださっている保護者の皆様へ、プロからの切実なアドバイスです。
子どもが一生懸命立てたテスト計画を、親としてどのようにサポートすれば良いのでしょうか。
親の関わり方や声かけ一つで、子どものテストに対するやる気は天と地ほど変わります。
禁句ワードを封印してサポーターに徹する
計画を立てたにもかかわらず、子どもがなかなか机に向かわない時、つい「早く勉強しなさい」と言いたくなりますよね。
しかし、この言葉は子どものやる気を根こそぎ奪い、反発心だけを生む最も危険な言葉です。
言われれば言われるほど、子どもは「今やろうと思ってたのに!」と意固地になってしまいます。
代わりに「今日の計画で、お母さんが手伝えることはある?プリントの丸つけしようか?」と優しく声をかけてみてください。
上から目線の監視者ではなく、横に並んで一緒に戦うサポーターとしての立ち位置を示すことが何より大切です。
子どもは「親が自分の味方になってくれている」と心から感じると、不思議と自分から動き出すものなのです。
結果ではなく過程を共に喜ぶ姿勢
夜寝る前や夕食の時などに、今日の計画がどこまで進んだかを一緒に確認する時間を作ってみてください。
この時の絶対的なルールは「計画通りにできていないことを絶対に怒らないこと」です。
「今日は数学のワークが3ページも進んだんだね!すごいじゃん!」と、できた部分にだけ焦点を当てて思い切り褒めます。
もし計画が遅れていれば「明日は少し予備日を使ってカバーできそうかな?」と一緒に作戦会議をしてあげてください。
親御さんが楽しそうに計画に関わってくれることで、子どもにとってテスト勉強が「孤独で辛い戦い」から「楽しいチーム戦」に変わります。
温かいお茶と少しのお菓子をそっと差し入れるだけでも、子どもにとっては最高のエネルギーチャージになりますよ。
環境作りに投資して余計な口出しを減らす
子どもが勉強に集中できる環境を整えてあげることも、親にできる最大のサポートの一つです。
リビングで勉強する子であれば、その時間帯はテレビの音量を下げたり、兄弟の遊び声を配慮したりする工夫が必要です。
手元の照明が暗くないか、椅子の高さは合っているかなど、物理的な環境に気を配ってあげてください。
環境をしっかりと整えてあげたら、あとは子どもの力を信じて、余計な口出しをグッと我慢して見守りましょう。
親がドッシリと構えて応援してくれているという安心感が、本番での思わぬ実力発揮に繋がるのです。
まとめ:明日から勝つための10の約束
ここまで大変長い文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
皆さんが次回の定期テストで自己ベストを大きく更新し、満面の笑みで結果を報告してくれることを心から応援しています。
それでは、この記事で最も重要だったポイントを10個にまとめます。
- テスト勉強は人間の記憶の限界と部活の予定を考慮し、必ず14日前からスタートする。
- 計画を立てる前に、まずは5教科それぞれの現実的で具体的な目標点数を紙に書き出す。
- ワーク、プリント、ノートなど、やらなければいけない提出物と課題をすべてリストアップする。
- すべてのタスクは、テストの3日前までに1周目が終わるように逆算して日割り計算する。
- 急な予定変更や体調不良に備えて、1週間に1日は必ず「何もしない予備日」を設定する。
- 1日のタスクは「夕食前の1時間」など、日常のルーティン行動と時間帯にセットして習慣化する。
- 勉強計画は「何時間やるか」ではなく「どのページを完璧にするか」というタスクベースで立てる。
- ワークの2周目は、1周目で間違えた問題だけを徹底的に解き直して効率を最大化する。
- 英語・国語は毎日、理科・社会は前半理解・後半暗記など、教科の特性に合わせて計画を組む。
- 保護者は「勉強しなさい」と指示するのではなく、チームのサポーターとして進捗を共に喜ぶ。
定期テストの2週間前から、これら10個の約束をしっかりと守って実践できれば、あなたの成績は必ず右肩上がりに伸びていきます。
さあ、今すぐ紙とペンを用意して、自分だけの最強のテスト計画を作り始めましょう!

